私とタウラージ
店主です。
お客様からよく、
「好きなワインは何ですか」
との質問を頂戴します。
いろいろな答え方があるのですが、
もっともよく用いるのは、
「どのワインにも良さがありますが、縁のあったワインはあります」
曖昧、、、実際本当にそう思っておりますので、、、
さて、表題の件ですが、
私は以前、今は亡き「レストラン クレッセント」にてお世話になっておりました。
そちらのお店への道を切り開いてくれたのが、
他でもない「タウラージ」なんですね。
都内のイタリアンに勤務していた時に、当時のマネジャーさんがいらして、
たまたま「タウラージ」を今では考えられない価格で安売りしていたことで、
私のことを覚えてくださったことが、お話をいただくきっかけとなりました。
ワインは不思議な縁をいただける、そんな力を持った液体なんですね。
タウラージ（Taurasi）は、イタリアのカンパーニア州にある高品質な赤ワインの名称で、特にアリアニコ（Aglianico）というブドウ品種から作られます。イタリア南部のワインの中でも、最も評価の高いワインの一つであり、特に長期熟成が可能なワインとして知られています。
タウラージの特徴:
原産地: カンパーニア州のアヴェッリーノ県にあるタウラージ村を中心とした地域
ブドウ品種: 主にアリアニコ（Aglianico）100%またはアリアニコ主体
ワインのスタイル: タウラージは、濃厚で力強く、タンニンが豊富で、酸味もしっかりしています。通常、樽で熟成させた後に瓶詰めされ、長期熟成に耐えることができます。
認定: タウラージは1993年にイタリアのD.O.C.G.（Denominazione di Origine Controllata e Garantita）に認定され、これはイタリアのワイン法における最高ランクの認定です。
タウラージワインは、熟成を経ることで複雑な風味が現れ、黒い果実やスパイス、タバコ、レザーのような香りが特徴です。
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